- ADV
女子のおしっこいじめ ~女子便くんといわれたボクの6年間~
“おしっこへの執念だけは本物。だがフェチが1ミリでもズレたら何も残らない7,639円”
- 抜き度 2 /5
実用性。エロの密度・抜けるか
- ゲーム性 2 /5
システムの手応え・作業感
- やりやすさ 3 /5
難しすぎず遊びやすいか
推せる点
- おしっこ・ナプキン・リコーダーにストローと、小道具まで動員したシチュエーションの物量と執念は唯一無二
- いじめ物なのに陰湿さや胸糞悪さがなく、4人のいじめっ子の力関係・性格の書き分けも意外と丁寧
- 分岐点で各ルートの内容が分かり、その場でセーブできるのでイベント・CG回収はしやすい
気になる点
- 主人公のボイスが消せない。設定でオフにできないので、聞きたくない喘ぎを最後まで聞かされ続ける
- 純粋なHシーンは少なめでフェラは存在しない。ハードなM調教を期待すると肩透かし
- 初期データはBGM・ムービーに欠けがあり、追加パッチを当てる前提の作りは商業作品として粗い
- スカトロ・使用済みナプキンまで踏み込む極端なニッチで、定価7,639円はあまりに強気
下駄箱の上履きに使用済みナプキンが詰め込まれていた——そんな導入から、クラスのいじめっ子女子4人に「女子便くん」とアダ名を付けられ、性的にいじめられ続けるADV。おしっこを舐めさせられ、便器扱いされ、リコーダーやストローまで小道具に動員される。DLsite 平均★4.43(1,631件)と数字は立派だが、これは刺さった人だけが投票した数字であって、万人への推薦状ではない。私には刺さらなかった。
抜き度 — 2 / 5
おしっこに懸ける執念だけは認める。浴びせる・飲ませる・観察させると手を替え品を替え、ナプキンや唾液まで総動員したシチュエーションの物量は、確かにこのジャンルで他に見たことがない。だがその執念が向かう先が、おしっことスカトロと使用済みナプキンしかない。純粋なHシーンは4人に一通りある程度で数は少なく、いじめという建前上フェラは存在しない。そして最悪なのが、主人公のボイスをオフにできないことだ。聞きたいのは女子たちの声なのに、少年の喘ぎ声が全シーンに被さってきて、設定でどうにもできない。性癖のド中心を撃ち抜かれた人だけが5を付けられる作りで、半歩でもズレた自分には2が精一杯だった。
ゲーム性 — 2 / 5
物語はおしっこで始まり、おしっこで終わる。テキスト量は多く、さおり・真美・陽子・裕子という4人のいじめっ子の力関係や性格の書き分けは意外なほど丁寧で、陰湿さや胸糞悪さを感じさせないトーン管理も上手い。エンディング分岐もある。だがそれはあくまで「読み物として破綻していない」という話で、ゲームとして何かを考えたり選んだりする手応えはほぼ皆無。シチュエーションを順番に消化していくだけの一本道に近い構造で、6年間という時間の重みも物語的にはあまり活きてこない。フェチ趣味を差し引いてしまうと、残るのは長いだけのシチュ羅列だ。
やりやすさ — 3 / 5
ルート分岐の場面では各分岐の内容が事前に分かり、その場でセーブできるので、イベント回収・CG回収の手間は小さい。フルボイスで演出も一通り揃っている。ここだけ見れば及第点なのだが、初期データはBGMやムービーに欠けがあり、追加パッチを当ててようやく完成品になるという商業作品らしからぬ粗が引っかかる。前述のボイスオフ不可も含めて、オプション周りの配慮が一世代古い。回収のしやすさに救われて、かろうじて3。
総評
「おしっこいじめ」というタイトルに偽りは一切ない。むしろタイトル以上のことを平然とやってくる、執念の一本ではある。だが性癖が合致しない人間にとっては、消せない主人公ボイスに耐えながら延々とおしっこを見せられるだけの時間で、定価7,639円はあまりに高い授業料だ。2・2・3。タイトルを見て一瞬でも「これだ」と確信した人だけが、セールを待って買えばいい。